そもそも「エージェント」とは?代理人?スパイ?
「エージェント」、映画のタイトルや社名に付けられていたり、よく耳にするカタカナですが、どんな意味か説明してと言われるとよくわからない言葉ですね。ネットで調べてみると
1.代理人や代理店。また、仲介業者。
2.国家の秘密業務で働く者。スパイ。
と出てきました。
1と2では活躍するフィールドがずいぶん意味が違うようですが、どちらも「誰か」のために動く人と捉えることができます。
よくTVで目にするのは、アメリカのメジャーリーガーの「エージェント」。これは野球選手が球団に所属する際に「選手が最高のプレーをするために必要な契約」を交渉する人です。メジャーリーガーともなると、途方もない額をバットや球で稼ぎ出すので、それ相応の金額提示や環境づくりが必要となってきます。それを選手自ら交渉するのはさすがに大変!そこで専門のエージェントの登場です。事前に選手の意向を確認し、その実力を見極め、様々な分析のもと球団から最高額を引き出します。選手が活躍すれば球団も人気が上がり、収入も潤います。お互いウインウインの関係になれるわけですね。
最近では日本でも、お笑い芸人が所属事務所と専属エージェント契約を結んだことが話題になりました。
自分の価値や権利は専門家に守ってもらう時代が来ているのかもしれません。
不動産エージェントは、アメリカでは信頼性の高い資格
不動産業界で活躍するエージェントは、もちろん「不動産」が専門です。
もともと日本には「不動産エージェント」に明確な定義はなく、透明性と信頼性が高いアメリカの不動産システムが持ち込まれたものです。
日本では、不動産会社を開業するには、5人に1人以上の宅地建物取引士が必要ですが、営業活動に関しては資格のない人が不動産売買に携わることができます。一方アメリカでは、資格のない人が不動産取引の営業をすることはできません。不動産ブローカーと不動産エージェントという2つの資格があり、不動産ブローカーが不動産事務所を開設することができる資格、エージェントはブローカーに所属して営業を行う人が持つ資格です。当然優れたエージェントほど人気があり、収入も上がります。大変厳しい条件のもと管理されていますが、カリフォルニアのエージェント資格では取得条件に
「正直で誠実であること」
とあり、どんな国であれ「やっぱり人柄って重要なんだな」と感じちゃいますね。
日本の不動産エージェント
日本の場合、家の購入後の万が一の不具合に対して売主に責任が追及される「瑕疵担保保証」があります。しかしアメリカでは、基本的に買う側の責任とみなされ、購入者が自らしっかりと調査をする習慣が身についています。そのためアメリカでは買う人の代理人として物件を厳しく見極め、交渉してくれる不動産エージェントに人気が集まるわけです。日本では専門業者に頼ることが多く、個人で家のことを調査するということはあまりありませんが、そこはお国柄の違いでしょうか。
また、日本では、「消費者基本法」などにより、消費者(購入者)を守るための法整備がしっかり行われているため、安心して取引を行うことができます。
そこにアメリカで活躍しているような不動産の専門知識を持つ経験豊かなエージェントが加われば、かなり心強いですね。
近年日本でも、不動産エージェント制を取り入れている不動産会社が増えてきました。不動産エージェントは、家探しから諸手続、アフターまで、育児や家事で忙しいお母さんに代わって、丁寧にサポートしてくれます。家のことは何でも頼れるパートナーを持つことで、家の購入、リフォーム、建て替え、住み替えなど住まいにまつわる相談事に対応してくれるため、信頼できるエージェントと出会えれば家族の暮らしがぐっとステップアップしそうです。
まとめ
では、「いいエージェントの見つけ方」ですが、不動産に詳しく、丁寧、親切、わかりやすいなど、いろいろな条件が出てくるかと思います。こればかりはなかなかすぐには判断できないものです。
冒頭に書いたようにエージェントには2つの意味があります。
1.代理人や代理店。また、仲介業者。
2.国家の秘密業務で働く者。スパイ。
優れたエージェントに出会うため、自ら「スパイ」になったつもりで、エージェントをじっくり観察。つまりエージェント(代理人)のエージェント(スパイ)。そんなわくわく気分で我が家の幸せをずっと託せるパートナー探しに取りかかりましょう!
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