家は買うべきかそれとも借りるべきか?家族と幸せに過ごすために最適な選択肢を

住宅購入を考えていると「やっぱり家は買う方が得」という話や「これからは賃貸が良い」という意見などさまざま聞こえてきますね。 実際はどうするのが一番良いのでしょうか。家は買うべきか借りるべきかお悩みの方も多いことでしょう。 この記事では、それぞれのメリットとデメリットについて解説し、最適な選択をするためのお手伝いをします。現在どうするべきか検討中の方はぜひ最後までご覧ください。


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家を買うメリット・デメリット

まずは家を購入することでのメリット、デメリットについて解説していきます。

メリット

マイホームを持ちたいという人は多く、人生の中で目標のひとつとして考えている方もいるでしょう。

そのため、持ち家というステータスを得られるのは大きなメリットになります。

「自分で家を建てるようになって初めて一人前」という考え方のある日本では、家を買うことは個人で所有できるという喜び以上に深い意味合いもあるでしょう。

また、購入後は資産になるというのもポイントです。

ほとんどは住宅ローンを組むことになりますが、低金利で1%以下という長期のプランもあります。投資として考えても、ローン金利が低いのはありがたいものです。

ローン返済後は、家賃を考えずに住み続けることができるため、老後の住居も心配いりません。そして、子どもに残せる財産にもなるでしょう。

資産価値があまり下がらない建物は、返済途中で売却しても得する場合があります。

アメリカでは平均5~6回住宅を買い直して住み替えるともいわれており、なるべく高く売って次の家を購入していくのが主流なのです。

買値と売値の差が小さいほど支出は少なくなるため、浮いた費用を老後やレジャーなどに充てることもできるでしょう。

もちろん、自分の家なので好きなようにリフォームすることができ、理想的な暮らしの追及も楽しむことができます。

このように、家を買うことによってステータスや資産を得られ、自分の思いどおりに作り変えることができる特権を手に入れるメリットがあるでしょう。

デメリット

家を購入すると、ライフスタイルの変化に対応しづらいというデメリットがあります。

ほとんどの場合は、その地に住み続けることが目的で家を建てるでしょう。しかし、勤務地の変更や家庭環境の変化など、その時々に応じた柔軟な住み替えは困難になります。

また、近隣住民とのトラブルや周辺環境が変化した場合でも簡単に引っ越すことはできません。

もちろん売却をすることで住み替えることは可能ですが、賃貸に比べると労力が大きいことや買い手がすぐに見つからない場合もあり、どうしてもフットワークは重くなります。

また、急ぐあまり販売価格を安くすると損失が増えることになるでしょう。このような理由から、状況に応じたスピーディな対応は難しいといわれているのです。

家を買うと、その建物の責任は自分自身にかかるため固定資産税を支払うことになり、劣化や設備の故障などに対してはメンテナンス費用が必要になります。

庭や樹木のある住宅では手入れの労力や業者に委託するための資金も用意しなければなりません。特に雑草や伸びた枝などが敷地外や隣の家に接すると、トラブルの原因になりますので注意が必要です。

マイホームの購入の際は、多くの人がローンを組むことになると思いますが、この住宅ローンに縛られて家計を圧迫してしまう可能性があります。

例えば、夫婦のどちらかが健康を損ねるなど収入が減少した際は支払いが困難になるでしょう。

これらのように家を買うデメリットとしては、簡単に引っ越しができないフットワークの重さと、メンテナンスなどの責任や返済リスクがあげられます。

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家を借りるメリット・デメリット

次は家を借りる際のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

家を借りる場合は、購入とは対照的に住み替えがしやすく、環境や状況に応じた機敏な対応がしやすいというメリットがあります。

また、住宅ローンの心配がないのも安心できる良い点でしょう。収入が減るような事態が起こっても、ローンの場合は返済額を減らすことは基本的に難しいですが、賃貸では家を替えることで支出の調節が可能です。

家が所有物ではないため、建物にかかるメンテナンス費用がなくなり、固定資産税を支払う必要もありません。

新築では少ないですが、老朽化してくると予想外の修繕による出費が発生する可能性があります。

その点、家を借りていると経年劣化した建物であっても管理責任は大家にあるため、突然のメンテナンス費などを考えなくて良いのです。

全体的に柔軟性があり身軽に生活でき、建物に対する責任を負わなくても良いところに家を借りるメリットがあるといえるでしょう。

デメリット

家を借りている間は、家賃を払い続けなければいけません。当たり前のことですが、この点が購入と大きく違うデメリットだといえるでしょう。

特に老後を考えると顕著に現れます。現役で働いている間は、収入が安定しているため賃貸であっても特に不便はありません。

しかし、年金しか収入がない年齢になると、収入が多く見込める人は少ないでしょう。それでも家を借り続けている場合は退職後も家賃が必要になります。

購入してローンを返済し終わっていれば、同じタイミングで毎月の支出が減るため同じ年金額であっても自由に使えるお金に差が生じるのです。

そのため、老後に向けての貯蓄は住宅購入者よりも多く必要になるでしょう。

また、所有物ではないため基本的には自由にリフォームできません。自分の希望とする造りでない場合は、ほかの物件に移るしかないため同じ土地に住むことができなくなります。

さらに、高齢者になると借りられる物件が限られてくるという点も重要でしょう。老後はさまざまなリスクがあるため、賃貸契約がしやすい間に終の棲家を決めておく必要があります。

このことから分かるように、家を借りるデメリットは、老後の問題や建物を自由にできないという点が大きいようです。

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最終的には家族とどのように暮らしたいかで考えよう

どちらが良いかは、それぞれの長所と短所を踏まえて考える必要があるでしょう。

人によって重視する点は違う

経済状況や家族構成によって、家で重視することは異なります。

賃貸はコスト、持ち家は投資という考え方もありますが、マイホームがあることを資産と思うかどうかはその人次第です。

経済的に考えていくと、同じ条件の立地と建物であれば、どちらにしても最終的な支出は同程度になるともいわれています。

大切なのは、価値観やライフスタイルに合った選択ができているかどうかでしょう。

家族とのライフスタイルを思い描いてから検討しよう

同居する家族がいる場合は、どういった暮らしをしたいのかよく話し合うことが重要です。

それぞれのライフスタイルを踏まえることで、持ち家が良いか賃貸が良いか分かってくることも多くあるでしょう。

一概に買った方が得をするわけでも、借りた方が快適に暮らせるわけでもありません。

しっかりと将来を見つめて、全員で住む家について話し合う機会を設けた後に決断してみてはいかがでしょうか。

マイホームの購入を検討していてお悩みの方は、ハウスマーケットにご相談ください。

ハウスマーケットでは、エージェント制を取っており、豊富な知識を持つハウスエージェントがパートナーとなって住宅購入に関するご相談から、お客さまに最適な物件探しをサポ
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まとめ

今回は、家は買うべきか借りるべきかについて考えてきました。

どちらにもメリットとデメリットがあり、最終的な判断は個人の価値観やライフスタイル、そして家族に合わせて行う方が良いでしょう。

「買う方がお得だ」という考えがすべての人に当てはまるわけではありません。

購入する際には不安な点も多くあると思います。そういうときは、不動産取引の専門家に相談できるハウスマーケットへお気軽にお問い合わせください。