分譲住宅はコスパが良い?分譲住宅を買うメリット

マイホームを探しているなら、分譲住宅を選ぶのも選択肢のひとつです。メリットとデメリットを比較して、暮らしやすい物件を選びましょう。 今回は分譲住宅のメリットとデメリットを解説しながら、選び方のポイントもご紹介していきます。


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分譲住宅のメリット

最初に、分譲住宅のメリットを解説していきましょう。

分譲住宅とは、分かりやすくいえば、不動産会社があらかじめ土地を分割し、決まったデザインの住宅を建てて販売するタイプの一戸建てをいいます。最近は不動産会社が決めた範囲で自由にデザインや仕様を変えることもでき、商品の幅が広がっています。

購入前に建物を確認できる

分譲住宅の最大のメリットは、購入前に建物を確認できることです。完成済みの建物を内覧でき、実際の暮らしぶりがイメージしやすいため、マイホーム選びのモチベーションがあがるでしょう。

また収納スペースや部屋の広さも目で見て実際を確認できるため、購入後の失敗を回避できるのは大きな強みです。

部屋の間取りやコンセントの位置があらかじめわかっていれば、家具などを事前に準備しやすく、新生活への移行がスムーズにすすみます。

入居時期を決めやすい

分譲住宅の多くは建物が完成しているため、入居時期を決めやすいのも魅力のひとつでしょう。土地と住宅をセットで購入できる分、手続きが簡単で、早いケースでは購入してから1ヶ月後には入居できる場合もあります。

住宅部分を新しく建てる場合でも、デザインや仕様が決まっているため早いペースで建築がすすみ、注文住宅よりも短期間で入居が実現します。

引っ越し時期が決まっているときやお子さんの進学にあわせて入居したいなど、分譲住宅は急いでマイホームを必要とする人に最適でしょう。

また購入から入居するまでの期間がある程度絞れれば、引っ越しのスケジュールが立てやすいのも嬉しいポイントです。共働きで忙しい子育て世帯でも、余裕をもって新生活の準備を整えられます。

購入費用が安い

分譲住宅は比較的購入費用が安く済むのもメリットのひとつです。

これは土地の状態が悪いわけでも、住宅のグレードが低いわけでもありません。不動産会社が一括して建材を購入し、似たような住宅を建てることで、建築コストを低く抑えているからこそできることです。

また分譲住宅は設計の変更がきかない分、注文住宅ではよくある、建築途中の価格の変動が起きにくい傾向があります。予算と実費の大きな開きが出にくいため、資金計画が立てやすいのも大きな強みです。

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分譲住宅のデメリット

ここでは、分譲住宅のデメリットを紹介していきます。

分譲住宅にしろ、注文住宅にしろ、どんな物件にもメリット・デメリットがあります。両方を理解したうえで、自分達のマイホーム探しに向いているかを検討するといいでしょう。

間取りやデザインが限られる

分譲住宅のデメリットは、建物の間取りやデザインがある程度決まっていて、どれも似通っていることでしょう。土地の広さも決まっていて、庭を広くしたい、狭くしたいなどの要望はとおらないため、仕上がりは個性に欠けます。

とはいえ、防音や断熱・遮熱、地震対策など、必要な機能を後付けできないわけではありません。不動産会社の仕様以外のものを追加する場合は別途費用がかかるため、購入費用が跳ね上がる可能性があるだけです。

分譲住宅はマイホーム作りの理想を重視する人や、オリジナリティを求める人には不向きです。その反面で、仕様や設備をいちいち自分で確認して選ぶ必要がなく、マイホーム作りが楽だと感じる人がいるのも事実です。

施工会社が決まっていることがある

分譲住宅のほとんどは、施工会社が決まっているため、工法などが制限されます。後から施工会社を変えることはできないため、デザインや設計をよく精査して、納得のいく物件を選ぶ必要があります。

また住み始めてからの家のメンテナンスやアフターフォローも、施工会社が行うのが一般的です。快適な住み心地を維持するためにも、信頼のできる業者を選びましょう。

施工の過程が見られない

施工の過程を見ることができないのも、分譲住宅のデメリットのひとつでしょう。

家が建つ様子を見るのは、マイホーム作りの醍醐味です。分譲住宅の建物は完成しているケースが一般的で、注文住宅のようなワクワクする喜びは感じられないかもしれません。

また完成後の家しか見られないため、どのように家が建てられているのかが分からないのは考えものです。素人目にはわからない不備や、本来の仕様書と違う工事が行われていて、後になって問題が起きないとも限りません。

失敗を避けるためにも、分譲住宅の場合はより慎重に業者を選ぶ必要があります。

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分譲住宅の購入を検討する際に知っておきたいポイント

分譲住宅を購入する際のポイントや、選び方を紹介していきましょう。

分譲住宅は自分でデザインや設備を選ぶ自由度が低いものの、資金が不足している人や入居を急いているご家庭にはメリットが大きいマイホームの購入手段です。購入してから後悔しないためにも、購入前にしっかり物件の利便性を確認しておきましょう。

建物の位置や広さをよく確認する

気になる分譲住宅の物件を見つけたら、建物の位置や広さを念入りに確認する必要があります。不動産会社の書面で確認するだけでなく、実際に現地に足を運んで、自分の目で見て確認しましょう。

分譲住宅を選ぶ際は建物の外観や設備に注目しがちなものの、マイホーム選びで重視すべきは、家族の暮らしやすさです。土地のどの位置に建物が建っているかによっても、お部屋の日当たりが変わってきます。

また、分譲住宅はすでに建てられているものであるため、後になって間取りの変更は効きません。曜日や時間帯を変えてできるだけ現地に足を運び、日の差し込み具合で生活状況がどれぐらい変わるのかチェックしておくと安心です。

また広さも後から変えられないため、庭や内装の広さをしっかり確認しておくことをおすすめします。あわせて住宅周りの人・車のとおりやお店、学校などの周辺環境も確認して、家族が暮らしやすいか調べておくといいでしょう。

アフターサービスを確認する

注文住宅も同様ではあるものの、マイホーム選びでは、アフターサービスの内容をしっかり確認して物件を選ぶことが大事です。

マイホームはこれから先、家族で長く生活をする場所です。定期的なメンテナンスをしないと、快適な暮らしは維持できません。

大事なマイホームを長持ちさせるためにも、信頼できるメーカーや工務店であるか確認するようにしましょう。

特に分譲住宅の場合は、建築中の過程を見ることができません。入居後にトラブルが起きるリスクは高いため、保障内容や保証期間についても念入りに確認しておきましょう。

福岡市周辺でマイホームの購入を検討している方は、ぜひハウスマーケットにご相談ください。

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まとめ

分譲住宅は入居を早く進めたい人、リーズナブルに購入したい人にとってメリットがある住宅といえるでしょう。マイホーム選びの選択肢として、ぜひ検討してみてください。

工法が確認できない分譲住宅だからこそ、信頼できる業者を選ぶことを心掛けましょう。