【海外に学ぶ住まいのあり方】築100年は当たり前!家を大切にすれば、暮らしが豊かになる?!

新築の家は完璧!そう思っていませんか?でも、本当はもっとこうしたい・・・ということもよくありますよね。入居前にじっくり考えて、ちょっと手を加えるとさらに住みやすくなることがあります。「新築リフォーム」でさらに快適な住まいへ。また自分の住まいへしっかり目を向けることで、メンテナンスも行いやすくなります。家の購入をきっかけに、暮らしの質の向上化を目指しましょう!


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家の寿命は欧米では100年以上とも

新築リフォーム
憧れの一戸建て。せっかく購入するのですから、入居前からできるだけ住みやすい状態に整えましょう

リフォームと言えば、中古住宅のイメージですが、新築住宅でも入居前にリフォームするご家族は多くいます。

和室を洋室に変更したり、壁紙を変えたり、キッチンを取り替えたり、「新品なのに、もったいない・・・」と思うかもしれませんが、ご家族の希望を反映していないと最初からわかっている家に我慢して暮らすと、ストレスの原因になることも。

「新築離婚」、「新築ノイローゼ」という言葉もあるほど、家探しでは夫婦の価値観をしっかり話し合うことや立地選びが重要です。

気になることは後回しにせずに、じっくり考えましょう。

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自分の住まいにもっと関心を持とう!

一昔前と比べると、日本の住宅はずいぶん変わりました。特に違いを感じるのは「耐震性能」「断熱性能」です。これは大地震など数々の自然災害を経て、建築基準法が見直されたことと、地球環境への負荷をできるだけなくす家づくりが推奨されたことにあります。

 

現在日本で新築住宅を購入すれば、「耐震性能・省エネ性能に優れた家」を手に入れることができます。違いが生まれるのは、入居後から。

家には「メンテナンス」が必要です。

マンションの場合は、毎月管理費と修繕積立金を払い、管理組合が計画的にマンションの維持管理を行っていきます。

一戸建てでは、自分で考えていかないといけません。

欧米の住宅との大きな違いの一つは、まずここにあります。欧米ではDIYが盛んで、「家のメンテナンスは自分でする」という文化が根付いています。よくアメリカのドラマや映画で、家族で壁や庭のフェンスのペンキを塗ったり、草刈りをしたり、家のメンテナンスを休日のイベントの一つとして楽しんでいる風景を見ますよね。

 

日本では休日は大型商業施設で過ごしたり、旅行に出かけたり、家のことはついつい後回しにしがちです。せっかくのマイホーム。家を購入したら、もっと家に関心を持ちましょう。

自分で手を加えたり、丁寧にメンテナンスしたものなら、愛着もわきますし長持ちさせたいと思うものです。

リモートワークなど、会社にいるより家で過ごす時間が増えてきた今こそ、家を購入して家のメンテナンスに時間をじっくりかけるチャンスかもしれません。

 

でも何から手をつけたらいいのかわからない・・・という方が多いのも確かです。

そこでオススメしたいのが、まず自分の家の状態を把握するということ。

住宅地として人気の福岡県太宰府市では、「いいまちTOWN」というwebサイトで、現在のマイホームの状態を「おうち偏差値」として確認できます。

https://e-machi-town.com/

これは一般的に使われる「査定」とは異なり、築年数に応じて必要なメンテナンスを行っていれば、数値が上がるという新しい考え方。偏差値が50点以下だと、必要なメンテナンスを怠っている可能性があります。webサイトの中では、メンテナンスに対応できるプロの紹介も行っています。

サイト内では査定も可能なので、自分の家の価格と価値を常にしっかり把握することも、家への愛着へつながりますよね。

偏差値を見てがっかり・・・と受験勉強を思い出しちゃいますが、そこからが大切です。「家のメンテナンスを頑張って、偏差値を上げよう!」というきっかけにしましょう。

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中古住宅市場の活性化にも注目を

リフォーム
欧米では中古住宅市場が活発。新築時より価値が何倍にもなるケースもよくあります。

欧米と日本の大きな違いとして、もう一つ上げられるのは「中古住宅」への考え方です。特にアメリカでは、20年前に購入した不動産の価値が2倍になるということもよくあります。住宅の価値は年々下がると思われている日本とは全く異なる考えがあることがわかります。

アメリカには、MLSという物件情報のデータベースが整備されています。日本にもREINSがありますが、情報の量や質は比べものになりません。物件価格や、広さ、写真だけではなく、登記情報や修繕・売買履歴(過去の価格データ)、災害リスクや税務情報など豊富な情報までさまざまなデータが整備されわかりやすく提供されています。

欧米では、家を建てる人は後世にまで残ることを前提に家を建てるので、建替えや取り壊しはほとんどなく、新築住宅市場ではなく中古住宅市場が活性化されるというわけです。

また、郊外の住宅地にはhoa(home owner’s association)という組織が街づくりを管理していることがあります。これは日本のマンションの管理組合にあたる組織です。毎月の管理費を集め、街の細かいルールに添って安全で快適な街の維持を行います。目的は「不動産の市場価値の維持・上昇」で、住民同士が同じ意識を持つことで街全体の価値を高め、そこに建つ不動産の価値も維持させるという取り組みです。

現在日本でも空き家対策の一環として、中古住宅市場の活性化が整備されつつあります。そのためには、まず自分の家をしっかり自分で管理し、価値の維持・上昇に興味を持つことが大切です。

家の購入は、初めての経験というご家族がほとんどです。購入前にしっかり考えることが重要ですが、購入後、思い描いたような暮らしができていないと感じたら、家の価値が落ちる前に住み替え、リフォームに踏み切った方がいいかもしれません。

日本の中古住宅市場がもっと活性化されれば、条件にあった住まい探しも手軽にできるようになります。

家選びで失敗しないためにも、また失敗だと感じてもちゃんと取り返しがつくようにするためにも、家の購入後も、気軽に相談できる担当者の存在も重要です。家探しでは、長く付き合える担当者を探しましょう。

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まとめ

リフォーム
古い家にもしっかり価値を見いだしている欧米の家づくり。マイホームを手に入れたら、先を考えたメンテナンスにも力を入れましょう

壊しては建てる「スクラップ&ビルド」を繰り返してきたと言われる日本の住宅建築事情。100年以上先を考える欧米の家づくりを参考に、ずっと先の代まで豊かに暮らせる家探しをしましょう。福岡南部エリアの住宅事情に詳しいハウスマーケットは、お客様専属のエージェントが家探しをサポートします。また、中古住宅、空家、空地などの価値を向上させて安心安全な「いいまち」をつくることを目指す「いいまちTOWN」のサポーター企業としても活躍しています。地元愛にあふれたエージェントがじっくりお話をお伺いしますので、お気軽にお問い合わせください。