大野城市・春日市・筑紫野市・太宰府市・鳥栖市・三養基郡・糟屋郡の不動産情報 (戸建て・マンション・土地)  株式会社ハウスマーケット

大野城市・春日市・筑紫野市・太宰府市・鳥栖市・三養基郡・糟屋郡の不動産情報

HOUSE Market

MENU

ただいま1983件公開中!

2025.10.13

住宅ローンを延滞したらどうなる?放置は危険!流れと今すぐできる対処法を専門家が解説

記事の目次

  1. 1
    住宅ローンを延滞するとどうなる?時間経過で見る危険度の変化

  2. 2
    住宅ローン延滞で絶対にやってはいけない3つのNG行動
  3. 3
    【まず相談】住宅ローンを延滞したら・しそうになったら取るべき行動

  4. 4
    競売を回避し、家を守るための3つの選択肢

  5. 5
    福岡・佐賀で住宅ローン延滞にお悩みなら、50年以上の実績を持つハウスマーケットへ
  6. 6
    二度と繰り返さない!住宅ローン延滞を防ぐための4つの予防策
  7. 7
    住宅ローン延滞に関するQ&A

  8. 8
    まとめ:住宅ローンを延滞したら、一人で悩まず今すぐ行動を

住宅ローンの引き落とし日なのに、口座への入金を忘れてしまった
最近収入が減って、この先の支払いが正直厳しい…

住宅ローンの返済に関する悩みは、非常に深刻で誰にも相談しづらいものです。
しかし、住宅ローンの延滞は、特別な誰かだけが陥る問題ではありません。
住宅ローンの返済に困窮する世帯は決して少なくなく、これは決して他人事ではないのです。

重要なのは、延滞してしまった、あるいは延滞しそうだと気づいた時に、問題を放置しないことです。
延滞後の流れを知り、正しい対処法をできるだけ早く実行すれば、最悪の事態は避けられます。

この記事では、住宅ローンの専門家が、延滞後に何が起こるのか、そして今すぐ何をすべきかを分かりやすく解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたは冷静に状況を判断し、解決に向けて次の一歩を踏み出せるはずです。

住宅ローンを延滞するとどうなる?時間経過で見る危険度の変化

住宅ローンの延滞は、時間が経つほど事態が深刻化していく「時間との戦い」です。
何もしなければ、状況は自動的に悪化の一途をたどります。
まずは、延滞期間に応じて何が起こるのか、全体の流れを把握しましょう。

期間 主な出来事 危険度
【初期】1〜2ヶ月 電話・ハガキでの督促、遅延損害金の発生 ★☆☆☆☆
【中期】2〜3ヶ月 信用情報への登録(ブラックリスト入り)、催告書の送付 ★★★☆☆
【後期】3〜6ヶ月 期限の利益喪失、保証会社による代位弁済 ★★★★☆
【最終段階】6ヶ月以降 自宅の差し押さえ、競売手続きの開始 ★★★★★

この流れを見てわかる通り、最初の1〜2ヶ月が運命の分かれ道です。
ここからは、各段階で具体的に何が起こるのかを詳しく見ていきましょう。

【初期】延滞1〜2ヶ月:電話やハガキでの督促

住宅ローンの返済を1回でも延滞すると、数日以内に金融機関から電話やハガキで連絡が来ます。
この段階では「入金をお忘れではありませんか?」といった事務的な確認がほとんどです。
ここで速やかに支払いを済ませれば、信用情報に傷がつく可能性は低いでしょう。

ただし、安心はできません。
返済日の翌日から「遅延損害金」が日割りで発生しています。
遅延損害金の利率は年14%〜15%程度が一般的で、放置すればするほど負担は増えていきます。

【中期】延滞2〜3ヶ月:「ブラックリスト入り」と催告書の到着

延滞が61日以上、または2〜3ヶ月続くと、事態は次のステージに進みます。
まず、個人信用情報機関に「異動情報」として登録されてしまいます。
これがいわゆる「ブラックリストに載る」という状態で、金融取引において深刻な影響を及ぼします。

  • 新規のローン契約(自動車、教育など)ができない
  • クレジットカードの新規作成や更新ができない
  • スマートフォンの分割購入ができない
  • 賃貸住宅の保証会社の審査に通らない可能性がある

この情報は完済後も約5年間は記録が残るため、将来のライフプランに大きな支障をきたします。
同時に、金融機関からは「催告書」が内容証明郵便で届きます。
これは「このままでは分割払いの権利(期限の利益)を失い、一括返済を求めます」という法的な最終通告です。

【後期】延滞3〜6ヶ月:期限の利益喪失と代位弁済

催告書を無視して延滞を続けると、「期限の利益の喪失」が正式に通知されます。
これにより、あなたは住宅ローンを分割で支払う権利を失い、残高の全てを一括で返済するよう求められます

数千万円にのぼる残高を一括で返済できる人はほとんどいません。
そのため、通常はローンの保証会社があなたに代わって金融機関に残高を一括返済します
これを「代位弁済」と呼び、この瞬間から債権は金融機関から保証会社へと移ります。

交渉相手が銀行から債権回収を専門とする保証会社に変わることで、取り立てはより厳格かつ事務的に進められることになります。

【最終段階】延滞6ヶ月〜:自宅の差し押さえと競売開始

代位弁済後も返済ができない場合、保証会社は裁判所に「競売」の申し立てを行います。
裁判所がこれを認めると「競売開始決定通知」が届き、あなたの意思とは関係なく、自宅は法的に差し押さえられます

差し押さえられると、所有者であっても自由に家を売却することはできなくなります
その後、裁判所の執行官が自宅の状況を調査する「現況調査」が行われ、物件情報がインターネットなどで公開されます。
最終的には入札によって売却され、落札者が決まれば、あなたは自宅から強制的に立ち退かなければなりません

競売での売却価格は市場価格の7〜8割程度になることが多く、売却してもローンが残り、多額の借金を抱え続けるケースが少なくありません。

住宅ローン延滞で絶対にやってはいけない3つのNG行動

追い詰められた状況では、冷静な判断が難しくなりがちです。
しかし、誤った行動は事態をさらに悪化させてしまいます。
正しい対処法を知る前に、まずは絶対に避けるべき3つの行動を覚えておきましょう。

  1. ①金融機関からの連絡を無視する
    • 電話に出なかったり、郵便物を開封しなかったりしても、問題は解決しません。
    • むしろ、返済の意思がないと見なされ、金融機関の対応が硬化し、法的手続きが早まるだけです。
  2. ②別のローンで借りて返済する(自転車操業)
    • カードローンや消費者金融で借り入れて住宅ローンの返済に充てるのは、最も危険な選択肢です。
    • 金利の高い借金が増えるだけで、根本的な解決にはならず、多重債務に陥る入口になります。
  3. ③金融機関に嘘の理由を伝える
    • その場しのぎの嘘は、必ず見抜かれます。
    • 信頼関係を著しく損ない、返済計画の見直し(リスケジュール)など、柔軟な対応をしてもらえなくなります。

【まず相談】住宅ローンを延滞したら・しそうになったら取るべき行動

ここまで読んで、不安がさらに大きくなったかもしれません。
しかし、正しい手順を踏めば、解決の道は必ず見つかります。
パニックにならず、今すぐできることから行動しましょう。

ステップ1:借り入れ先の金融機関に正直に相談する

最も重要で、最初に行うべきことは、借り入れ先の金融機関に連絡し、正直に状況を話すことです。
「怒られるのではないか」「相談しても無駄だ」とためらう気持ちはわかりますが、勇気を出してください
実は、金融機関もあなたが返済不能になり、自宅が競売になることは望んでいません。

競売は手続きが煩雑で、債権の回収率も低くなるため、金融機関にとってもメリットがないのです。
そのため、返済の意思があることを誠実に伝えれば、返済計画の見直し(リスケジュール)に応じてくれる可能性が高いです。

リスケジュール交渉の主な内容 具体例
返済期間の延長 残りの返済期間を延ばし、月々の返済額を減らす。
返済額の減額 一定期間、月々の返済額を減額してもらう。
元金返済の猶予 一定期間、利息のみを支払い、元金の返済を待ってもらう。
ボーナス払いの見直し ボーナス払いをやめたり、金額を減らしたりして月々の返済に組み込む。

相談する際は、なぜ返済が困難になったのか、現状の家計はどうなっているのか、今後どのように返済していきたいのかを具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。

ステップ2:公的機関や専門家に相談する

金融機関への相談と並行して、第三者の専門家に相談することも非常に有効です。
客観的な視点から、あなたに合った解決策を提示してくれます。

相談先の種類 相談できる内容 こんな人におすすめ
公的機関
(住まいるダイヤル、自治体窓口)
中立的な立場からの情報提供、アドバイス まずどこに相談すべきか分からない人
法律の専門家
(弁護士、司法書士)
債務整理(個人再生など)、法的手続きの代理 住宅ローン以外の借金も多い人
お金の専門家
(ファイナンシャルプランナー)
家計の見直し、長期的な資金計画の策定 根本的な家計改善を目指したい人
不動産の専門家
(任意売却専門の不動産会社)
任意売却の手続き、債権者との交渉 自宅の売却を検討している人

相談先によって得意分野が異なります。
自分の状況に合わせて、適切な専門家を選びましょう。

競売を回避し、家を守るための3つの選択肢

金融機関との交渉が難航し、延滞が長期化してしまった場合でも、諦めるのはまだ早いです。
競売という最悪のシナリオを回避し、少しでも有利な条件で問題を解決するための方法がいくつかあります。
「家を手放したくない」「売るにしても、少しでも借金を減らしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

① 任意売却:市場価格に近い価格で売却し、残債を減らす

任意売却とは、債権者(金融機関や保証会社)の合意を得て、自分の意思で自宅を売却する方法です。
競売と比べて、多くのメリットがあります。

比較項目 任意売却 競売
売却価格 市場価格に近い価格で売れる可能性が高い 市場価格の7〜8割程度になりやすい
プライバシー 通常の不動産売却と同じで、近所に知られにくい 物件情報が公開され、誰でも閲覧できる
引越し時期 買主と交渉して、ある程度柔軟に決められる 強制的に立ち退き日が決まる
残債の交渉 売却後の残債について、分割払いの交渉が可能 原則、一括での返済を求められる
諸費用 売却代金から捻出できる場合が多い(持ち出し不要) 予納金など、事前に費用が必要

ただし、任意売却を行うには、債権者全員の同意が必要であり、競売の入札が開始される前までに手続きを完了させる必要があります。
成功させるには、時間との勝負であり、経験豊富な専門の不動産会社に依頼することが不可欠です。

② 個人再生:家を残したまま、住宅ローン以外の借金を大幅に減額

「どうしても今の家に住み続けたい」という場合に検討できるのが、個人再生という裁判所を通じた債務整理手続きです。
個人再生には「住宅資金特別条項(住宅ローン特則)」という制度があります。

この制度を利用すれば、住宅ローンはこれまで通り(あるいはリスケジュールして)返済を続けることを条件に、その他の借金(カードローン、奨学金など)を大幅に減額(5分の1〜10分の1程度)してもらうことが可能です。
住宅ローン以外の借金が原因で返済が苦しくなっている場合に、非常に有効な手段となり得ます。

ただし、手続きは複雑で、安定した収入があることなど利用には条件があります。
必ず弁護士や司法書士といった法律の専門家に相談しましょう。

③ リースバック:自宅を売却後も賃貸として住み続ける

リースバックは、一度自宅を不動産会社などに売却し、その後、その会社と賃貸契約を結んで家賃を払いながら住み続ける方法です。
まとまった売却資金でローンを完済できるため、督促や差し押さえの心配から解放されます。

住み慣れた家や地域を離れることなく、生活環境を変えずに済むのが最大のメリットです。
ただし、所有権は失われ、毎月の家賃負担が発生します。
売却価格が相場より安くなる傾向や、将来的に買い戻す際の条件なども含め、慎重に検討する必要があるでしょう。

福岡・佐賀で住宅ローン延滞にお悩みなら、50年以上の実績を持つハウスマーケットへ

もしあなたが福岡県や佐賀県の一部地域にお住まいで、住宅ローンの返済にお悩みなら、私たち株式会社ハウスマーケットにご相談ください。
私たちは、この地域で50年以上にわたり、不動産取引に携わってきました。

  • 半世紀以上の地域密着で培った信頼と情報網
  • 累計3,000件以上の豊富な売買実績
  • 任意売却に関する専門知識と交渉力
  • お客様満足度98%の高い評価(当社調べ)
  • あなたの利益を最大化する「エージェント」としての徹底サポート

私たちは、単に家を売るだけの不動産会社ではありません。
あなたの人生に寄り添い、困難な状況から抜け出し、より豊かな生活を実現するためのお手伝いをします。
一人で悩まず、まずは無料相談をご利用ください。
豊富な経験を持つ専門スタッフが、あなたにとって最善の解決策を一緒に考えます。

二度と繰り返さない!住宅ローン延滞を防ぐための4つの予防策

今回、無事に問題を乗り越えられたとしても、将来また同じ状況に陥らないための備えが重要です。
安定した返済を続けるために、日頃から以下の点を心がけましょう。

  1. ①無理のない資金計画を立てる
    • 住宅購入時に、FP(ファイナンシャルプランナー)などに相談し、将来の教育費や老後資金も見据えた無理のない返済計画を立てることが最も重要です。
  2. ②家計管理を徹底する
    • 家計簿アプリなどを活用し、毎月の収支を正確に把握しましょう。
    • 無駄な支出を洗い出し、固定費(保険料、通信費など)の見直しを定期的に行うことが大切です。
  3. ③緊急用の予備費を確保する
    • 病気や失業といった不測の事態に備え、生活費の3ヶ月〜半年分を目安に、いつでも使える預金を確保しておきましょう。
  4. ④保険を見直す
    • 団体信用生命保険(団信)の保障内容を再確認しましょう。
    • がんや三大疾病などの特約に加えて、病気やケガで働けなくなった場合に備える「就業不能保険」なども検討すると、より安心です。

住宅ローン延滞に関するQ&A

最後に、住宅ローン延滞に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 延滞は何回までなら大丈夫?

A. 厳密に「何回まで」という基準はありません。
1回の延滞でも記録には残る可能性があります。
重要なのは「回数」よりも「期間」です。
一般的に、61日以上または3ヶ月以上の延滞が続くと、信用情報に「異動情報」が登録され、深刻な影響が出ます。
「うっかり」であっても、1回でも延滞しないことが原則です。

Q2. 延滞すると家族や職場にバレますか?

A. 初期段階では、金融機関からの連絡は契約者本人にのみ行われます。
そのため、すぐに家族や職場に知られることはありません。
ただし、あなたが連絡を無視し続けた場合や、連帯保証人がいる場合は、そちらに連絡が行く可能性があります。
また、事態が悪化して競売手続きに進むと、裁判所の執行官が自宅を調査に訪れるため、近隣に知られる可能性は高まります。

まとめ:住宅ローンを延滞したら、一人で悩まず今すぐ行動を

住宅ローンの延滞は、誰にとっても深刻な問題です。
しかし、最も危険なのは、不安のあまり問題を直視せず、放置してしまうことです。
この記事で解説した通り、時間が経てば経つほど、取れる選択肢は狭まっていきます。

  • 延滞を放置すれば、最終的に自宅を失い、多額の借金が残る可能性がある。
  • 解決の鍵は、とにかく早く行動し、まずは金融機関に正直に相談すること。
  • 競売を回避するための「任意売却」や「個人再生」といった選択肢も存在する。
  • 決して一人で抱え込まず、信頼できる専門家を頼ることが重要。

もしあなたが住宅ローンの返済に苦しんでいるなら、今が行動を起こす時です。
この記事が、あなたが困難な状況を乗り越え、安定した生活を取り戻すための一助となれば幸いです。